大阪の学生時代 一人暮らしで

生活費のため色んなバイトをしてました

大学2年の時

心斎橋のバーでバイトしていたのですが

店が潰れてしまい 

住んでいた堺市のアパートの最寄り駅前の居酒屋で

厨房のバイトをすることになりました

 

某チェーン店のフランチャイズで

オーナーと

その息子さんが経営してました

 


この息子さんが 僕の2つ年上なのですが

十代の頃は その近辺で札付きのワルだったそうで

かなり おっかないお兄さんでした

 


おっかなく 性格も難しいところもありましたが

さすが元札付きのワルだけあって

なかなか 男気のあるかたで

元々体育会系出身だった僕は何かと可愛がってもらってました


(色んな意味で・・・)

 

バイトとかでも休むのが僕は嫌いで 少々のことでは休みませんでしたが

何年もバイトしてると どうしても無理な日があったりして

心苦しいですが やむなく休んだことがありました

 

 

大人数の予約がいっぱいある時 誰か休むと

ただでさえ人数的にきついのが さらにきつくなり

他の人に迷惑がかってしまう

 


僕が休んだ日も 予約がいっぱいあり

とっても心苦しかったです

 


次の日 バイトに行って

「昨日はすいませんでした」

と息子さんに謝ると

 

 

「あんっ!?


 別にお前なんかおらんでも楽勝じゃ!!」

 

 

これって きつい言葉に聞こえますよね

 

でも僕は この言葉は

この人の優しさだったんだと思ってます

 

 

自分が休んだために

周りが大変だったという罪悪感を感じないように・・・

 

 

多分 そうだったと思います

 

 

「俺 優しいやろ~!!」的な

解りやすいのも 最近では時によって

必要かとも思うようになりましたが

本来 優しさとは

自分のためでなく 相手への配慮のはず

 

 


時代とともに 色んなものが変わっていきますが


こういう男気を持ち続けれるように


何故か フッと 思った時

 

懐かしい人を思い出しました

 

 

 

今でも あの時のように

周囲に解りにくい(?)優しさを振りまいていたら・・・

 

 


勝手にそんなことを期待してしまう僕です

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